DAWを始めるに必要な物とはなにか?
DAWとは?
「Digital Audio Workstation」の略で、読み方は「ダウ」または「ディーエーダブリュー」です。 MIDIやオーディオを扱い音楽を制作することの出来るDTMソフトウェア、音楽制作ツール全般を指します。
DAWには無料と有料の物があります。
無料版ソフトでは
Cakewalk by BandLabは、Windows 専用で元有料DAWソフトとして広く知られていた「SONAR」が2017年11月に生産中止となり、2018年4月に無料DAWソフトとなって復活したのが「Cakewalk by BandLab」です。本作は、プラグイン類こそSONARの下位グレード「SONAR ARTIST」と同等となっていますが、最上位グレード「SONAR PLATINUM」の主要機能をすべて備えるという豪華な内容で、現在利用できる無料DAWソフトの中でも最も高機能な無料DAWソフトと言えます。
Studio One Freeは、オーディオインターフェイスでも知られているPreSonusによる世界的に有名なDAWソフト「Studio One」の無料版です。PreSonusとしては有料版にアップグレードしてもらうのが狙いだと思いますが、無料版でもインターフェイスなどのデザインは洗練されている上に機能も申し分なし。使用期限もなくユーザー・アカウントの作成やアクティベートなど煩わしいことを必要とせず、ソフトを立ち上げてすぐに使用することがでます。ポイントとしてはWindows/Mac 対応であることです。
GarageBandはApple社独自開発のDAWでiphoneからipad、mac bookなどすべてのデバイスで使用可能です。MacユーザーのDTMerに人気の高いApple社の本格的なDAWソフトLogic Pro Xの機能をそのまま使うことができます。ドラムキット・シンセサイザーといった音源を搭載し、ミキシング・マスタリングなどの作業も可能、Audio Unit規格の外部有料プラグインの使用にも対応できるなど、無料ながら機能はとても充実しているので、EDMやHip Hopなどエレクトロ系のトラックメイキングの場合、やりようによってはプロ品質の曲作りも可能です。
有料版ソフトでは
言わずと知れた名機、cubase。2020から2021年の2年間で最も売れたソフトの1つです。Windows/Mac共に対応しております。
初心者でも感覚で触れるコードトラックを搭載しておりコードを知らない人でも
ボタン1つでコードを鳴らすことが出来、コード進行もアドバイスしてくれる優れものです。また拡張できるプラグインが充実していることも取柄です。
音源1つでも無料版から有料版までたくさんあり、簡単に拡張出来ます。
プラグイン次第ではmixからマスタリングまで行うことが出来ます。
専用のオーディオインターフェースを購入すればCUBASEの無料簡易版「cubase ai」が付属してきますのでまずはそこから始めていくのも手です。
グレードとしては、ai、Elements、Artist、proの4段階です。
Logic Proは、
アップル開発なのでデザイン・操作性がOSに非常に近く、普段使いの流れで音楽制作もできるのでストレスが無い!
MacOSのアップグレードへの対応がどのソフトより早いのも魅力!
デメリットをあげるとすれば、アップルの開発方針にソフトの使い勝手が左右されて急に今まで使ってきた機能が無くなったり、デザインがガラッとかわる可能性があり、アップデートのたびに細かなバグが発生することも。アップルあるあるですね
導入コストがとても安いのでMacにお金をかけてLogic Proで低コストに抑えるのも手ではないでしょうか!
アップルリリースなので世界のアップルユーザーが使用しています!
アップル製品に慣れ親しんでいる方にはかなりオススメになります!
Studio Oneは、デジタル・ミックスを定義したドイツの敏腕プログラマー達がデザイン。
長年のデジタル・オーディオ開発で培った知識と経験をベースに、最新のテクノロジーとモダンコードだけを用いてゼロから開発しています。
歴史や固定概念に振り回されることなく、圧倒的なサウンド・クオリティと直感的でスピーディーな音楽制作環境のために常に進化している次世代の64Bitデジタル・オーディオ・ワークステーションです。
効率的なシングル・ウインドウのインターフェースに、無制限のトラック、直感的な編集ツール、先進のバーチャル・インストゥルメントを展開。
そのままマスタリングまで1画面で実現。ドラッグ&ドロップを操作をベースに、複雑なメニュー階層もなく音楽制作だけに集中できます。
Ableton Liveは、DAWというよりもサンプラーにちかいものがあります。
ドラッグ&ドロップが中心です。シンプルな操作性です。
Ableton Live対応のMIDIコントローラーがパッドメインの物が多いのも「クリップ」をパッドで切り替えるなどのリアルパフォーマンス用だと言えるのではないでしょうか?
海外アーティストからの信頼が厚くプロデューサー・エンジニアのユーザーも多いです
日本でもピコピコ系のロックバンドの方もAbleton Liveを使って楽曲制作・ライブを行っている方が多いです!
またこういったパットコントローラーに「Ableton Live Lite」が付属しているものもあります
オーディオインターフェース選び
オーディオインターフェースはただ安いからといって買うものではありません。
環境、音質などを考えて買わないとなりません。
最近では当たり前ですが「レイテンシー0」、言わばレコーディングの際の遅延を無くす、「DSP」チップが内蔵されているオーディオインターフェースで、なけれななりません。これえがあるとないとではレコーディングの際のストレスが全く違います。
おすすめのオーディオインターフェースをいくつかご紹介します。
- STEINBERG UR44C オーディオインターフェイス 32bit/192kHz
- TASCAM US-16x08 オーディオインターフェイス MIDI
- MOTU AudioExpress USBオーディオインターフェイス
コロナ禍で一番売れて未だに在庫が未定なのがSTEINBERG UR44C
です。最大ビットレート:32-Bit。最大サンプリングレート:192 kHz、入出力合計:6 イン / 4 アウトといった優れもの。2アウトはステレオアウトでき残り2アウトはクリック音やオケなどを演者側に聞かせることも出来ます。
このいいところは同時に8chレコーディングできるのでバンドとかでも状況によっては1発レコーディングが可能です。ラック型なのでスタジオでのレコーディング向きの商品でもあります。サンプリング周波数/量子化ビット数 44.1k/48k/88.2k/96k Hz、16/24bit
・アナログオーディオ入力:マイク入力 (IN 1-8)/インストゥルメント入力(IN 9-10)/ライン入力 (IN 9-10)※LINE/INST切り替え/ライン入力 (IN 11-16)
・アナログオーディオ出力:ライン出力(LINE OUT 1-8)/TRS標準ジャック。32birには対応してないもののアウトが8chあるのはいいですね。
MOTUインターフェイスのサウンドをそのまま継承しつつ、必要十分な入出力数と機能に絞ったパーソナルスタジオのためのオーディオインターフェイスです。6イン/8アウトのデジタルミキサーとして稼働するAudio Expressは、非常に柔軟なモニターミキシングを実現し、音量操作も非常にシンプルで簡単です。
さらに、他のMOTUインターフェイスで定評のチューナーやFFT、フェイズメーターなどのアナライザー(ソフトウェアベース)も装備し、確かなサウンド入出力をサポートします。
マイクはなにを買えばいいのか?
まいくには大きく2種類あります。ダイナミックマイクとコンデンサーマイクです。
コンデンサーのほうが「レンジの広い繊細な音を拾うことができて値段も割高」
レコーディングを考えると絶対的にコンデンサーマイクですが
LIVEなどではダイナミックマイクを使用することが基本でしょう。
DAWを行うに両方のマイクを1本ずつもっておけば間違いないでしょう。
仮レコやトークバックようにダイナミック、本レコようにコンデンサーみたいに使い分けることが多いです。
ダイナミックマイクのおすすめ
やはりマイクと言えばSHUREです。音質もかなり安定しているうえに価格もお手頃です。LIVEでBEAT58A使っているアマチュアバンドの方も多いです。
コンデンサーマイクのおすすめ
プロ用のマイクでも有名なAKGは断然おすすめです。この価格で音質の良さと言ったら格別です。コンデンサーは4~7万くらいの予算があればいいものが手に入ります。
スピーカー選び
個人的にはある意味このスピーカーですべてが決まると思っています。
せっかく作った楽曲も音の悪いスピーカーでmixしてても意味がありません。
また部屋の広さによっても異なるので丁度いいスピーカー探しをしましょう。
スピーカーのおすすめ
ジャンルとしてはスタジオモニター扱いです。今回はパワードモニターをおすすめします。理由としては機材が1つ減るからです。パッシブモニターにするとパワードアンプが必要となります。重いし高いし、幅とるし、熱いしと。。
その点パワードは電源を直接モニターに入れられるので便利です。
次に音質です。YAMAHAのHSシリーズはプロの方でも満足する音質でクリアでいい音が出ます。価格はアマチュアの方すると高額かもしれません。1本約38000円するので。。ですが小ぶりですが音は出ます。
その点MACKIEは安いですが音はかなりいいです。lowもしっかり鳴りますし手ごろなお値段です。
ヘッドフォン選び
レコーディングはもちろんリスニングやmixの時にも使うヘッドフォンここも「音質」にこだわって選びましょう。
また密閉型ヘッドフォンを選ぶといいでしょう。理由としては構造に由来する遮音性があります。ヘッドフォン内部の音が外部に漏れにくいですし、外からのノイズも耳に入りにくくなります。
一方で開放型のヘッドフォンは構造上のデメリットとしては、まず音漏れが大きい点です。外からのノイズも聞こえてしまうためDAWのリスニングには向いてません。
ヘッドフォンのおすすめ
- SONY MDR-1AM2 BQ
- YAMAH HPH-MT8
- AKG K553MKII
- (SONY MDR-CD900ST )
初心者の方はSONYのMDRをまず初めに買っておくことがいいかもしれません。
レコーディングスタジオでも普通においてあるくらいの品物なので安牌です。
余談
パソコンはMACがいいのか、WINがいいのか?どっち?とよく聞かれます。
レコーディングスタジオによく置いてあるのはMACです。
ですが近年Windowsも多々置かれているところがあります。
またWindowsユーザーが圧倒的に多いのでそこにDAWをインストールしている方も少なくはないでしょう。作業効率でいうならMACがおすすめですが
HDDやメモリなどの増設関連でいうならwindowsもありです。
その点、MACは後からの増設が出来ないので不便ではあります。
まとめ
「DAWを始めるに必要な物とはなにか?」というテーマで記述してきましたが
ソフト、オーディオインターフェース、マイク、スピーカー、ヘッドフォンどれをとっても「音質」にこだわることが必要です。
最後に私のDAW環境を紹介して終えます。
- ソフト CUBASE PRO
やはり音源などのプラグインが豊富であり且つ、編集も相当細かいことまで出来るので
CUBASEです。
- オーディオインターフェース STEINBERG UR44
6 イン / 4 アウトの上、DSP搭載。また最大ビットレート32bitまで対応しているので音質もかあんりクォリティに仕上げることが出来ます。
- マイク AKG C414 XLII STEREO
名機C414シリーズの最新モデル。9段階の指向性切替と4段階のPAD、ローカットフィルターを装備していることから買いました。
- スピーカー MACKIE CR5
店頭で聞き比べて好きな音質だったので買いました。小ぶりなのに音はかなり出ますし
音質はクリアな感じがいいです。
- ヘッドフォン AKG K872
こちらも店頭で聞き比べて好きな音質だったので買いました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。